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幇助は犯罪ですか?

幇助の概念は曖昧であり、あらゆる行為を犯罪としかねない危険性があるため、幇助犯の成立を安易に認めることは避けなければならない。 例えば、強盗に使用された包丁を売り渡した ホームセンター の店員の行為や、 海賊版 DVDの作成に使用されたコンピューターやメディアなどを供給した電器店の行為など、本来、犯罪行為とは無関係な法的に否認されていない 中立的行為による幇助 について、どのように処罰範囲を限定するか、近時、議論が高まっているが、そもそも犯罪についての故意が全く認められないことから犯罪となる可能性は全くない。 なお、実際の運用では、複数人が犯罪に関与した場合、大半は 共同正犯 として処理され、幇助犯として処罰される場合は極めて少ない(1/10程度)。

幇助(ほうじょ)って何?

幇助(ほうじょ)とは、刑法に定められている、共犯のひとつです。 幇助の意味を正しく理解するために、共犯の意味や種類、幇助が成立する要件を確認していきましょう。 日常生活のなかでも「これであなたも共犯だ」といった会話をすることがあるのではないでしょうか。 法律上の共犯も、一般的な用語としての解釈とほぼ同じです。 刑法における共犯とは、複数の者が同一の犯罪に関与することを意味します。 ただし、同一の犯罪のなかで「どのように関わったのか」によって、共犯の種類や扱い方が変化します。 刑法における共犯には3つの種類があります。 ひとつ目の共同正犯となるのは、2人以上が共同して犯罪を実行した場合です。 ここでいう、共同が成立するには、次の2点が必要となります。

幇助犯と教唆犯の違いは何ですか?

ただし、幇助犯は正犯がすでに抱いている犯罪実行の意思を手助けし、容易にするものであることに対して、教唆犯は他人をそそのかして新たに犯罪実行を決意させるという点に違いがあります。 また、幇助犯は従犯としての刑が科される一方で、教唆犯は正犯の刑が科されます。 したがって、教唆犯の法定刑は実際に犯罪を実行した者と同じものになるのです。 教唆犯として罪を問われる行為の典型例が、「犯人隠避」の教唆です 。 たとえば、令和3年6月には、無免許運転のうえで多重衝突事故を起こした男子高校生が、無免許運転の発覚をおそれて助手席に乗っていた女性に身代わりを依頼した件で、犯人隠避教唆として逮捕されています。

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